70年の歴史を背負い「真摯誠実」に社員とともに
成長し続けるリーダー

水野雄介

常務取締役

日興精機が創業70周年を迎えるにあたり、その長い歴史とともに成長してきた信頼と技術力を支えるキーパーソンとして活躍する水野常務にインタビューを行いました。コミュニケーションの取り方、日興精機が求める人材まで、多岐にわたるテーマについて語っていただきました。座右の銘「真摯誠実」が会社運営にどのように影響を与えているかなど、深掘りした内容となっております。

日興精機の強み

日興精機の強みは、まず70年の歴史があり、長年積み重ねてきた技術力や研鑽も大きな強みです。それに伴い、お客様からの信頼と実績が築かれてきました。会社のカラーとしては、職場の雰囲気が和やかで、社員同士が協力的であるという点が特徴です。これらすべてが現在の強みとなり、お客様からの信頼を得ていると感じています。

会社としての幸福とは?

会社としての幸福は、お客様から信頼され、注文をいただき、それに応えるサービスを提供することでお客様に喜んでいただくことです。その結果、利益が生まれ、従業員には豊かな生活や十分な給料を提供でき、仕入れ先にも利益をもたらすことができます。さらに、お客様が当社の製品を使って新たなサービスを展開し、エンドユーザーに喜んでいただくことで、付加価値が広がり、関係者すべてに還元される良い循環が生まれます。それが会社として長く続いていくのが、幸せであると考えています。

仕事での楽しさややりがい

僕が仕事で楽しさややりがいを感じるのは、自分が立てた計画や狙いが結果として現れ、会社の業績が向上したときです。経営の数字が良くなり、皆が計画通りに動いて事業が順調に進むときに特に面白さを感じます。また、自分の計画が成功し、それによって会社が良い方向に進んだときには大きなやりがいを感じます。皆で何かを成し遂げたときの達成感が、僕のモチベーションとなっています。

尊敬する人物と考え方

社長から実質経営を引き継いだ時の覚悟

実務を引き継いだ時、特別な覚悟を決めたわけではありませんでした。自分しかいないので、自分がやるしかないと自然に思うようになりました。立場が人を成長させると感じており、役職が上がるにつれて、それに見合った責務を果たすべきだと考えるようになりました。こうした思考は、仕事をしているうちにいつの間にか身についていったものです。

経営者として尊敬できる考え方や人物

僕が尊敬する経営者として、岩田製作所の岩田社長がいらっしゃいます。岩田社長との出会いで、中小企業でも従業員を大切にし、給与を上げ、利益を出し、結果を残すことが可能であると知り、衝撃を受けました。また、京セラの創業者・稲盛和夫氏や松下幸之助氏の経営哲学にも共感し、情熱を持って真剣に取り組めば結果が出て、従業員にしっかりお返しをすることの大切さを学んでいます。彼らの普遍的な経営哲学から、経営の本質は時代が変わっても変わらないと感じています。

仕事の取り組み方

仕事の姿勢

僕の座右の銘は「真摯誠実」です。これは会社の理念にもなっており、仕事でも意識しています。お客様や仕入れ先に対して真摯誠実に向き合うことで、信頼関係を築くことができると考えています。また、この考え方はプライベートでも活かせるものであり、誰に対しても誠実であることが大切だと思っています。

日々の業務で苦労していること

業務での主な苦労は、指示したことをやってもらえない場合や、許可なく勝手な行動をされる場合です。与えた権限の範囲内で動いてもらえれば問題ありませんが、そうでないと対応が大変になります。また、業務外で予期せぬトラブルが発生すると、想定外の対応が求められ苦労します。

苦労の乗り越え方

苦労を乗り越えるために、まずそれを苦労と捉えず、自分の役職上やるべきこととして受け入れています。初めてのことや難しいことも経験を積むことで慣れ、対処法が分かってくるため、問題が起きた際には適切な対応方法を考え実践し、経験として蓄積しています。

苦労を感じずに取り組むために、困難を自分の責務として前向きに捉えるよう心掛けています。問題解決に向けてどうすればうまく回るかを考え、自らの成長の機会とします。

普段のリフレッシュ方法

休日などであっても完全に仕事を忘れることはありません。僕の立場上、常に仕事が頭をよぎります。もちろん社員にはきちんとリフレッシュしてほしいと思います。しかし、心身の健康を保つことは良い仕事をするために重要だと考えているため、子供と遊んだり、バーベキューをしたり、本を読んだり、ゲームをしたりと、趣味を楽しむ時間を持つようにしています。これらはリフレッシュになりますが、仕事を完全に忘れることはできないです。

日興精機に求める人材

従業員に期待していること

従業員にまず「言われたことをちゃんとやる」ことを求めています。その上で、自分で考え、仕事をより効率的に改善する努力を期待しています。また、お客様のニーズを汲み取り、喜んでもらえるように取り組むことを重視しています。さらに、周囲と協力し、個々の力を合わせて相乗効果を生み出し、お客様への価値提供を最大化してほしいと考えています。

今後新たな人材に期待していること

新たな人材に期待するのは、元気に挨拶ができ、日本語を理解してコミュニケーションが取れることです。その上で、真摯で誠実に仕事に取り組み、この姿勢を積み重ねていって、良い人間に育ってもらいたいと考えています。

最終的には、当社でなくてもどこへ行っても通用するような人材を輩出することを目指しています。

創業70周年への思いとこれから

70年という長い年月をかけて会社が存続できたことは、非常に素晴らしいことだと感じています。この節目を迎えるにあたり、これまで支えてくださったお客様、仕入れ先、そして歴代の従業員の方々に深く感謝しています。しかし、70周年はあくまで通過点であり、これからも日々お客様と真摯に向き合い、協力しながら一歩一歩前進していくことが大切だと考えています。

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